人は人自分は自分そう強く教えるのが、アドラー心理学である

アドラー心理学では、自分の課題と相手の課題はそれぞれ別で有ると言っています。 課題というのは乗り越えるべき壁と捉えることも出来ますが、それだけでは無いのです。 人は人で自分は自分の、個々の人間だと強く認識する事も当てはまります。 つまりアドラー心理学では、誘いを断って嫌な思いをするかしないかはその人次第だから相手の心理を探る事は不可能だと考えているのです。 相手が出した答えを、自分の責任にする必要は無いとしています。 だから人と自分を分ける事が、大切なのです。 しかし人は他人の考えを読めないからこそ、自分と他人を同率化してしまいます。 なので、他人の考えを自分の考えにしないように生きる事は中々難しいでしょう。 ではどうすれば他者と自分を分別出来るのかという事ですが、それは割り切ってしまう事です。 「私は私の考えを持っていて、他人とは違う答えをだしてもいいじゃん」と割り切り開き直って下さい。 そうすれば他人と同列だと思わず、違う人間で有る事を知れるでしょう。 また自分が他人のと違う意見を持つ事は当たり前だと知る事で、相手も別の意見を持っていても可笑しくないと感じられるようになります。 そうすると、いちいち落ち込んだり他人に左右されて悩んだりしなくなるのです。