アドラー心理学では感謝をする事はとても大切なのです

人と共に生活し、すべての人が共同社会の中に居ると教えるのがアドラー心理学です。 なのでアドラー心理学の考えでは、ありがとうという言葉はとても大切なのです。 ありがとうと感謝の気持ちを持つ事で、他者の力になれたと実感する事が出来ます。 ふると自己受容感も満たされ、幸せになれると考えられています。 またありがとうを伝える事で、他人も幸せに出来ます。 お礼を言われて嫌な気分になる人は、普通は居ないからです。 ですから共同社会の中で自分を確立させるには、対等認識を持ち誰にでも感謝をする事が必要なのです。 人は他者と自分をランク付けしやすく、ランクが低いと判断した相手には感謝の気持ちを持たない傾向に有ります。 アドラー心理学的に言うなら、自分より劣っているからありがとうを言わないと決めてしまっているのです。 また自分より格上だと思う相手に対しても、謙るばかりで本当の感謝の念を抱けないようです。 謝罪の気持ちと感謝の気持ちは全くの別物ですが、人はそれらを同列に考えてしまいます。 しかしそのような偏った考えでは、社会の中心で自分を確立させる事は出来ません。 全てを平等に捉える事から、始めなくてはならないのです。